Bf109G6 “メルダース”
この完成品は、1999年の鹿児島モデラーズコンベンションに向けて作成したものです。 キットはハセガワのBf109Gバリエーション替えシリーズで、MG131機銃の“こぶ”に画かれた目玉がとても印象的です。
私は、このキットの持ち味を生かしつつディテールアップすることにしました。
手持ちの資料を基にコクピットは徹底的に手を加えてみました。
エキゾーストパイプはデザインナイフで開口しました。翼端灯は一度切り欠いた後に工作しています。
主翼ラジエータは開口状態とし、リブ等追加しています。
オレオアームはピンバイスで穴をあけた後デザインナイフで開口、MG131薬莢排出シュートは開口し、プラバンで作っています。
主脚カバー上部作動支柱を追加、ブレーキオイルパイプは太さの違う銅線を使用して追加、増漕タンク支持支柱はピアノ線に交換、支持帯はキットを削っています。 モーターカノン発射口は、真鍮パイプに交換、ラジエータ・オイルクーラー開口部支柱を追加しています。 また、ガンポッドのMG151は真鍮パイプに交換、砲身基部カバーをパテ+アルミテープで再現しています。
MG151ガンポッド薬莢排出口を開口し、機関砲基部をランナーから削り出して作成しています。 主脚収納部の逃げの部分を削り、主翼上部の“こぶ”と合わせました。 ピトー管は、ピアノ線+真鍮パイプに交換、Fug25IFFアンテナはピアノ線にて再現しています。
このキットは、工作だけではなく塗装も自分なりに納得できるものでした。 模型は工作も確かに大切な項目ですが、塗装がいまいちではその持ち味を半減どころか、まったく減殺してしまう結果になってしまいます。 逆にいえば、作りはそこそこでもしっかりと塗装すると、かなり立派に見えると思います。