He162 A-2
 (1/48 タミヤ模型)

 戦争も末期を迎えた頃、起死回生の戦闘機として開発されたのがこの機体です。 コンパクトな機体に強力なジェットエンジンを取り付け、高速性を引き出しましたが、”国民戦闘機”とうたわれたわりには操縦性に難しいところがあり、簡単に乗りこなせる機体ではなかったようです。 
 この機種の48スケールといえばトライマスターのキットがありました。 私も過去にこのキットを作りましたが、飛行機初心者にはキツイ内容でした。 このキットはタミヤ模型ということで、期待通り部品割りなども良く考えられていて組みやすく仕上げてあると思います。

このキットはエンジン部分もパーツが入っていてこの作例のようにエンジンカバーを開いた状態にできますが、カバーの部分のパーツがもうひとつ入っていて閉じた状態にして鑑賞することができるようになっています。 取り付け基部はノーマルの状態でポリキャップを利用しています。

 コクピット内部も手を加えなくてもきっちりとした出来栄えに仕上がります。 パイロットフィギュアが付いていますので、しっかりと塗装して組み込むことにしました。 キャノピー部品の透明度がとても綺麗でこの部分は目立つのですがかなりいい印象を与えると思います。

 今回あえて手を加えたのは、若干のエンジン周りのパイプ類、機首上面の脚出し表示棒、タイヤ自重変形、ピトー管金属化ぐらいです。 キットの素性がいいので、あまり手を加えなくともしっかりと組みあがると思います。 欲を言えば照準器を自作したほうが良いと思いますが、今回は実施しませんでした。

2008/11/30


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