川崎 キ-100T乙 五式戦闘機
 (1/48 ハセガワ)

 エンジントラブルに泣かされた三式戦「飛燕」を信頼性のある空冷エンジンで再生を図ったのがこの飛行機です。 元々の機体性能が良かったこともあり、速度性能を除けば当時の連合軍戦闘機に引けをとらないものでした。 特にエンジンの信頼性が向上し稼働率が飛躍的に良くなったこともあり、部隊での評判は良かったという記録が残っています。

 さて、このキットは三式戦のパーツを流用したもので、プロポーションも良く楽しめるキットだと思います。 最近三式戦・五式戦の資料本が刊行され、イギリスでレストアされたこの機体の写真が多数掲載されていて大いに活用させていただきました。



 コクピットと足回り・翼端のピトー管金属化などに手を加えています。 注意書きと明野航空隊の紋章および機番号はデカールを使用し、国籍マーク・主翼フラップ上面の赤線囲いと尾翼周辺のストライプおよびプロペラの回転表示は塗装で仕上げました。

 塗装はすべて指定色ですが、資料本に書かれてある内容を優先して各部の塗装を実施しています。 なお機番号のデカールを前後間違えてしまいすこしトホホですが、気がついたときはすでに半つやクリアーを吹いた後だったので目をつむることにしました。

2008/5/4


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