日本海軍局地戦闘機 雷電 33型
 (1/48 ハセガワ)

 雷電は今で言う迎撃機(インターセプター)として日本海軍が採用した戦闘機です。 一式陸攻に搭載していた大出力エンジンを搭載して、加速力・上昇力・速度と強力な攻撃力を追求したのがこの機体でした。 中でもこの33型はもともと20ミリ機関砲搭載が標準のこの機体に、米軍の重爆に対して大きなダメージを与える30ミリ機関砲を搭載したタイプです。 これらの機体は終戦も押し迫った横空(第302航空隊)にも少数配備された記録が残っていますので、その中の一機という想定で作成しました。





 この機を作成するにあたって自分なりの解釈ですが部隊に配置されてあまり長くない生涯を終えたと思いますので、退色表現は最小限にとどめて剥離表現を若干付すことにしました。 なお、国籍マーク・敵味方識別帯・フラップ上の制限線・プロペラの表示線は塗装で仕上げています。 剥離表現は爪楊枝を適時削り使用してクレオスの8番銀を乗せていきました。



 組み立てはほぼノーマルですが、ファインモールドさんのシートベルト追加・主脚ブレーキパイプ追加・ピトー管金属化・エアインテーク薄々攻撃等最低限の工作は実施しました。 アンテナ線はアユ釣り用メタルラインを瞬接で借り止め後、エポキシで固めています。 碍子は木工ボンドを盛って表現しています。

 この完成品は鹿児島モデコン2009で多くの人たちに見ていただくことが出来ました。

2009/5/20


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