Ju87G-2 (1/48 ハセガワ)

 これは私の1999鹿児島モデラーズコンベンション出展作品の目玉にするべく作成したもので、じっくりと作りこんだものです。 このキットはD型が発売になったときから出るといわれていたもので、機関砲部分のパーツが追加になった形で発売されました。その後機関砲ディテールアップパーツが追加された“ハイグレードバージョン”が出回ったようですが、私は発売当初のものを買いましたので、その恩恵にあずかることは有りませんでした。 しかし、なんといっても37ミリ機関砲に圧倒されてしまいそうなすばらしい素材なので、気合を入れて製作に取り組みました。

 

 まず、コクピットはキットのままではB型のままですので、資料をもとに大幅に作り変えました。作業は結構大変でしたが、出来上がってみると見違えるようで、苦心の甲斐がありました。 一番やりづらかったのは前部キャノピーフレームにパイロット乗降用の手すりを追加したことでした。その他にも、シートの改造や付いていない機器を追加したりしています。
 ちょうど同じところに写っている、主翼基部の滑り止めも修正しています。 

 

 

 エキゾーストパイプはいつもどうりに開口してやりました。機首下面ラジエータががらんどうになっていますので、プラバンにて工作しています。



 各動翼の作動索は、すべて削り落としてピアノ線に交換しています。

 

 細かいアイテムですが尾輪に付けられた係留用のリングを追加しています。 また、後部対空機銃の照準リングを、エッチングパーツで追加しています。

 目玉の機関砲も作りこんでみました。 この工作は結構大変で、同じものを2つ作らなくてはならないので、気を使います。

 かくして、立派な完成品として多くの人たちに見ていただくことができました。


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