日本海軍 96式陸上攻撃機23型 ”新竹航空隊”

先に作った零戦52型に端を発して日本機を作ろうと思い作成しました。 1/72スケールは久しぶりとなりましたが、このスケールは爆撃機を手軽に作れることもあり多くの機種が出回っていて、これからもいろいろな機種を作ってみたいと思っているところです。 さて、このキットは完成しますとその大きさは1/48のJu87を凌ぐ大きさがあって格納・運搬に手を焼くのではと思いますが、主翼を取り外すことができるようになっていて格納スペースが限られることの多い我ら日本のモデラーにとってはとてもありがたい作りになっています。 また、キットそのものも最近のハセガワスタンダードともいえる作りになっていると思います。 細かいことを突き詰めればいろいろなことがあるかもしれませんが、模型作りを楽しむモデラーが十分に楽しむことができるキットだと思います。

 さて、この作品は私にとって久しぶりになる爆撃機でした。 大型の爆撃機といえば窓の部分が多くマスキングをどうするかということがネックになると思いますが、私はマスキングテープとマスキングゾルを併用して根気良く作業をすることで納得の行く仕上りにしました。 機体全体の塗装は退色表現とハゲチョロで味付けをしていますが、あまり派手な表現を控え、この機体が部隊で活躍し出した士気の充実したころを再現してみようと思って仕上げてみました。

 垂直尾翼の”シン‐307”以外のマーキングはすべて塗装で仕上げてみました。 プロペラは記録によるといつも磨き上げられた状態だったようですので、グンゼ産業のメタルカラーのクロームシルバーで磨き上げています。 操縦席左上のキャノピーと機種下の乗降扉は接着せず両面テープでどちらの状態にもできるようにしています。 また、エンジンナセル下部後方のエアインテークはがらんどうになっていますので、金属メッシュをあてがっています。 
 主脚収納部は開口部端を薄々攻撃し、内部にプラ材を使ってフレームを再現しています。

 


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