日本海軍 空母 飛龍 (1/500 ニチモ)

 飛龍は太平洋戦争初頭の日本の進撃を支えた空母です。 昭和17年のミッドウエイ海戦にて友永大尉を指揮官とする第2次攻撃隊の発艦前を再現してみました。

 



キットはかなりのベテランで絶版になっているものです。 最近のキットに負けないよう所々手を入れています。 エッチングパーツはゴールドメダルモデルのものを使用しています。
張り線はアユ釣り用メタルラインを使いました。 飛行機は発艦前ということでキャノピーを開けた状態にしてみました。 脚も切り落とし全て作りました。 木甲板の部分はクレオス44番で塗装した後に色鉛筆を数色使い木目を表現、その後フラットクリアを吹いて調子を整えています。





着艦誘導灯を自作、人員防護ネットは黒い金網、艦載機防護柵は網戸のネットを接着剤で固めて使いました。 艦橋周囲と煙突後方のループアンテナは0.2ミリ真鍮線を曲げて作りました。 艦載機にはエッチングのプロペラを追加、そのまま取り付けず「ねじり」を入れてあります。 スピナーも零戦はドーム型にし、97艦攻はロッド状にしています。 マスト類はピアノ線をハンダ付けして組んでいます。 甲板後部のクレーン格納扉がモールドされていなかったので、彫り出しました。





9mカッターはボートダビットを真鍮線から自作し、オールは伸ばしランナーを削って作りました。 船体には鋼板溶接痕を溶きパテを使って表現しています。 煙突もスリットをプラバンで追加、高角砲・機関砲は形がかなり違ったので全て手を加えています。 旗は紙に印刷したものを薄く削り貼り合わせ、その後流し込みセメントで固めています。

この作品は完成に至るまで4ヶ月かかりました。

2009/10/27


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